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IRリリース

2021年01月28日

足立区での地域貢献が4年目に コロナ禍でも困難を抱える子どもたちに受験に向けた学習相談会を実施

東京個別指導学院は、2020年11月28日(土)、認定NPO法人カタリバと合同で、今回で4年目となる進路相談会を実施いたしました。

 

(オンラインで進路相談を行う当社教室長)

 

昨年までは、相談員となる教室長が足立区内の「アダチベース」2拠点に出向き、「アダチベース」の中学3年生の生徒さんおよび保護者の方と対面で進路相談を行っていましたが、コロナ禍の本年は、「アダチベース」と当社教室をZoomでつなぐ、オンライン形式での開催となりました。

 

「アダチベース」は、カタリバが足立区の委託を受けて運営する、困難を抱える子どもたちのための居場所を兼ねた学習支援事業です。

 

「アダチベース」では毎年の相談会を、「具体的な学習アドバイスが得られる機会であるとともに、生徒が受験に向けてより明確な行動を起こすためのもの」と捉えています。

また、保護者の方にも相談会にご参加いただくことで、ご家庭・「アダチベース」が一体となって生徒さんの受験直前期のサポートを行うきっかけにもなっているそうです。

当社としても、「アダチベース」への活動協力を通して、地域貢献と同時に、当社の教育理念をより多くの方にお届けできると考えています。

 

 

今回は初のオンライン開催となったことから、生徒さんの模試結果と進路アンケートを事前にご共有いただき、適切な面談資料を手元に準備して相談会に臨みました。

また、今年度はスプレッドシートでリアルタイムに情報のやりとりを行うなど、オンラインの強みも活かした相談会となりました。

 

当日は11組のご家庭にご参加いただきました。事前アンケートでは、勉強と進路についてオンラインで話をするのは抵抗があったのか、参加に消極的な生徒も多かった印象です。

しかし相談会の実施後は「めっちゃよかった!」「いいこと聞けた!」との声を数多くいただき、教室長のアドバイスをもとに模試の振り返りを行ったり、教材を選んだりという具体的な行動にもつながったそうです。

 

参加社員より

今回初めて参加させていただきました。私たちが普段教室で実施している『面談』というサービスが、こうしてひとつの地域貢献に繋がることは非常に感慨深いものがあります。今年はコロナ禍での実施ということもありオンラインでの相談会となりましたが、視点を変えれば、全国の様々な困難を抱えた生徒にも寄り添うことができるという可能性を感じました。

 

毎年参加していますが、今年度は志望校が確定している生徒さんが多く、都立入試の対策方法などを中心に話しました。これまでとの一番の違いは、オンラインかつマスクをしているため、相手の表情が見えづらく、反応がわかりづらいこと。そのため、言葉を繰り返したり、つど相手に返答を求めたりし、よりスムーズな意思疎通ができるよう意識しました。少しでも行動変化に繋がれば嬉しいですし、来年以降もまた機会をいただけるようであれば、微力ながらサポートしていければと思います。

 

毎回意識していることは、生徒さんの悩みに寄り添い、生徒さんの立場でお話をさせていただくことです。受験生として、合否の不安やこれからの勉強の仕方に皆さん不安を感じていらっしゃいますので、東京個別指導学院の学習ノウハウをシンプルに、分かりやすくお伝えしました。一所懸命にメモを取る姿を見ると、この子のために少しでも有意義な時間にしなくてはとこちらも当然、熱が入ります!時間が足りないくらいでした。

 

◆運営サポートを担当しました。「アダチベース」は、居場所を兼ねた学習支援事業とあって、とても居心地が良いと感じています。単に場所を提供するのではなく、空間作りにこだわり、温かく生徒を迎えるスタッフの方がいらしてこそ「居場所」になるのだと実感しました。その根底にあるのは「生徒がアダチベースに足を運んでくれるように」という想いであり、東京個別指導学院のホスピタリティに通じるものがあると思います。4年にわたり学習相談会という形でお力添えできていることを嬉しく思っています。

 

 

東京個別指導学院は今後も、地域の方と共に地域の課題に寄り添い、当社の教育理念を伝える活動を通じて、笑顔あふれる「人の未来」に貢献してまいります。

 

(文・写真/事業推進室)