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アルムナイ、教室に帰る。~池田真侑子さん(テーマパーク勤務)篇

有名テーマパーク企業でショーのマネジメント業務を務める池田真侑子さんは、かつて東京個別指導学院 藤沢教室(神奈川)で大学4年間を通じて講師として働いていました。今は講師経験者が集う組織「TKGパートナーズ・アルムナイ」でさまざまな取り組みに参加しています。人とのコミュニケーションが大好きという池田さんは、講師としての経験が今の仕事の土台になったと言います。同じくコミュニケーションの達人である藤沢教室の伊澤芳則教室長のもとを訪ね、懐かしい講師時代を振り返りつつ、人と接する仕事の楽しさについて語ってくれました。

■就職活動をつらいと思ったことが一度もない

池田真侑子さん(写真左)・・・お久しぶりです。伊澤さんとお話しできること、とても楽しみにしていました!

 

伊澤芳則教室長(写真右)・・・僕もです! 池田さんの笑顔、ぜんぜん変わらないね。僕が藤沢教室に着任したのは7年近く前ですが、もともと生徒として通ってくれていた池田さんが大学に合格して、講師になってくれたのとほぼ同じタイミングでした。感染症対策で全国一斉休講があったり、大変なことがたくさんあったよね。

池田さん・・・私、大変だった記憶、ないです(笑)

 

伊澤教室長・・・さすがスーパーポジティブ。池田さんには、リーダー講師(数十名が在籍する講師を束ねる役割)もお願いしました。就職活動の時はたくさん話をしたね。エンターテインメントに興味があってテレビ局も受けていたよね。

 

池田さん・・・そうです! 教室には講師がたくさん在籍しているのに(現在の在籍数70名超)、よく覚えていますね。

 

伊澤教室長・・・もちろん、生徒一人ひとりのことを覚えているように、講師のみんなのこともよく覚えていますよ。池田さんは人が好きで、人と関わる仕事に就きたいって言っていたね。

 

池田さん・・・はい。就職活動に入る前に東京個別で受けた「リーダーシップ・プログラム」(リーダー講師が集う学びの場)で、自分史の作成を通じて「自分の軸を見つける」というプログラムがあったのですが、「やりたいこと」はわりと明確だったんです。「自分自身のありたい姿」も早くからぶれていなかったと思います。就職は自分自身のありたい姿を実現する手段ですが、どんな会社に入りたいかは本当に悩みました。でも私、就職活動をつらいと思ったこと、一度もないんです!

 

伊澤教室長・・・就職活動がつらくなかったの? それはすごい!

 

池田さん・・・面接は最高のコミュニケーションの場です。入りたい会社に1時間もかけて自分の思いを伝えられて、とても楽しかったです。

■人見知りだったのがコミュニケーション得意になったのは講師経験のおかげ

伊澤教室長・・・学生時代の専攻は音楽だったよね。

 

池田さん・・・はい、音楽療法です。音楽療法を学んで得た「自分のありたい姿」が、今の会社なら実現できると思って選びました。

 

伊澤教室長・・・誰もが知っているテーマパークの会社だよね。確かに音楽にあふれています。

 

池田さん・・・大学の音楽療法の授業では、子供から高齢者までいろいろな世代の方に実習し、ご病気の方が最期を迎える緩和ケア病棟でも学ばせていただきました。メソッドとしては、音を鳴らす療法や体を動かしてリズムを取るような療法もあれば、演奏を聴くだけのものなど、幅広くあります。私が大切にしたいのは「音楽の記憶」です。リーダーシップ・プログラムで描いた自分自身のありたい姿は、「音楽を通じた笑顔の記憶で社会に寄与する」。今の仕事でいえば、テーマパークのショーは二度と同じ瞬間のないライブですから、スタッフ全員が力を合わせて、観ているお客さまの記憶に「最高の笑顔」を残したいと日々思っています!

 

伊澤教室長・・・すごい。人生に残る最高の笑顔の記憶、深いね。そういえば僕も、池田さんといえば笑っている顔の記憶しかないけれど、もともとそんなに明るいの?

池田さん・・・いえ、もともとはものすごい人見知りだったんですよ。それが就活面接で緊張しないほどに成長しました(笑)。変わったのは東京個別で講師を始めてからです。最初は人見知りしすぎて、生徒さんにどう話しかけていいか困るくらいでした。でも、勉強をやる気になってもらいたいと思ったら、自分の体験談を話すしかないなと。とにかく笑顔で話をしたら、少しずつ心を開いてくれて、生徒さんの方から自分の話をしてくれるようになりました。それがものすごく嬉しくて。教室でこんな体験を積み重ねて、人へのアプローチの仕方を覚えたなと思います。

伊澤教室長・・・そうそう。みんな最初からコミュニケーションができるわけじゃなくて、生徒の役に立ちたい、生徒の成績を上げたいっていう思いが講師を変えるんだよね。池田さんもそうだったけど、担当生徒がついてからの講師の成長ってすごいんだよ。さらに言うと、リーダー講師の成長もすごい。池田さんも講師仲間に対してはどちらかというと受け身だったよね。それがリーダー講師になったら、自分から周りの意見を聞いて、物事を俯瞰できるようになった。成長した姿を見せてくれて、本当に嬉しかったよ。

 

池田さん・・・最初は自分の考えや意見をうまく言葉にできなかったんです。それがリーダー講師として他の講師たちを巻き込んで教室を良くしたいと思うようになってから、言葉があふれるようになってきました。今は人と話すのが大好きで、人と関わる仕事に就けて、毎日が楽しいです。

 

伊澤教室長・・・音楽の仕事でもコミュニケーションが多いの?

 

池田さん・・・はい。エンターテイメントショーのオペレーション業務では、出演者とスタッフの調整役を務めることがあります多様なプロフェッショナルたちの意見を集約したり、突然のアクシデントに対応したりすることも多いです。お客様に完璧なショーをお見せするという責任もあります。大勢の人を巻き込んで課題を解決するという意味では、リーダー講師の経験がとても役に立っています。

 

伊澤教室長・・・聞いていて、教室の仕事にすごく似ているなと思いました。

■講師アルムナイ組織 業界は違っても講師経験という共通項でつながれる

伊澤教室長・・・僕ももともと東京個別の生徒で、通っていた教室の講師になって、当社に就職して今に至ります。だから僕も東京個別のアルムナイ(同窓生)ですね。池田さんは、このアルムナイ組織で活動しているんだよね。

 

池田さん・・・そうなんです。TKGパートナーズ・アルムナイネットワークといいます。アルムナイとは専用アプリで連絡を取り合い、対面とオンラインでイベントを行っています。働く業界は違っても、講師経験という大きな共通項があるので、見えないつながりを感じますね教室で成長した経験や生徒との心温まる経験を持っているアルムナイが、後輩に思いを伝えていけるような活動をしていきたいです。今後は大学生講師の就職活動支援などもできればと思っています。業界の先輩として就活生に伝えられることがたくさんあると思います。

 

伊澤教室長・・・いいね。講師同士だけでなく、教室長と講師もつながれたらいいよね。

 

池田さん・・・伊澤さんは、何百人もの生徒と何十人もの講師と接しているわけですけど、ずっと前に関わっていた講師のことも思い出したりするのですか?

 

伊澤教室長・・・それがね、結構あるんだよ。例えば、生徒や講師から進路の相談を受けたとするでしょう。エンターテイメント業界に進みたいと聞いたら池田さんのことを思い出すし、電車の仕事をしたいと聞いたら、電鉄に就職したAさんのことを思い出す。今まさにその業界で働いているみんなからアドバイスをもらえたらと思うんだ。「パートナーズ・アルムナイ」でつながれたらいいなと思います。

人財部・アルムナイ担当 永松直也・・現在300名の元講師が登録している「TKGパートナーズ・アルムナイネットワーク」は、関わる皆さんにとっての「4th place」(フォースプレイス)でありたいと思っています。自宅や職場でもなく、飲食店でもない、“共創の場”です。当社の元パートナーという共通点を持ちながらも、いま働く場所や環境は互いに違う、だからこそ話したい。そんな場を一緒に創っていきたいと思っています。

そのためにもまずは「TKGパートナーズ・アルムナイネットワーク」の規模を拡げ、将来的にはアルムナイの中に留まらない新たなチャレンジや機会創出にも挑戦していきたいと思っています。

■教室の仕事は、自分の言葉や行動によって相手が良い方向に向かったと感じられる瞬間がある

池田さん・・・伊澤さんがされている個別指導塾の教室長というお仕事でも、大切なのは人とのコミュニケーションですよね。

 

伊澤教室長・・・そうだね。実は僕、徹底的に相手のことを考えてコミュニケーションをしています

毎日のように生徒の相談に乗るけれど、まずは徹底的に話を聞いて、相談してくれたことに対してありがとうってお礼を言うところから始めるんだ。さっき「言葉が出ない」って池田さんも話してくれたけど、考えていることを言語化するのって10代はまだ難しいんだよね。なのに、一生懸命に僕に話してくれた。それが単純にものすごく嬉しい。だから、相談されたことって忘れないし、その時自分が感じた嬉しい気持ちを忘れないように心がけています。

悩んでいる生徒に対しては想像力を働かせて、絶対に傷つけないように答えたい。悩んでいる人ってたいてい傷ついている。マイナスを指摘しないで良い方向へ向かうように促せるよう、ものすごく考えてコミュニケーションをしています。

伊澤教室長・・・教室にいると、自分の言葉や行動によって相手が良い方向に向かったと感じられる瞬間があってね、そのとき「ああ、この仕事やっていてよかった」って心から思うんだ。今日このあと面談する生徒は、勉強の仕方を改善している最中だけど、僕からのアドバイスを一生懸命考えてくれて、もう少し改善点を一緒に考えてほしいって言ってきた。自分から勉強に前向きになってくれたと感じて、嬉しかったね。僕を頼ってもらえることも嬉しいから、忙しくても面談の時間をつくり出すよ。

 

池田さん・・・私も講師のときは伊澤さんに生徒のことから自分の就活まで、たくさん相談させてもらいました。私自身は、頼られるよりも寄り添うことが得意なタイプです。課題が起きたとき「みんなで一緒に考えよう」というスタンスです。仕事のやりがいっていろんな形がありますね。

 

伊澤教室長・・・そうだよね。やりがいは人それぞれ違う。だからこそ人が集まる仕事は楽しいんだよ。

僕の軸は「誰かのプラスになりたい」。人生を振り返ったとき、「そういえば伊澤ってやつがいて、あの時こんな話してくれたことで前向きになれたな」とか、「あのとき伊澤に言われたことが転機だったんだな」と思う。そんな人が一人でも多く増えたら嬉しいね。

 

池田さん・・・たしかに! 振り返ってみれば私も、大学2年生の時に伊澤さんにリーダー講師に任命されたのが、今の仕事につながるきっかけだったと思います。今は、仲間とコミュニケーションをとりながらチームを支えて、お客様の笑顔を毎日見られます。私の軸は「笑顔で生きる」なのですが、その原点をもらったような気がします。

 

伊澤教室長・・・それは嬉しいね。本人からそう言ってもらえることはなかなかないから、貴重な体験です。ありがとう!

 

池田さん・・・こちらこそ、ありがとうございます!

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