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神戸大学大学院と東京個別指導学院の共同研究

キーワードは「by the job」 大学生から社会人への接続に関する体系的な研究

神戸大学大学院の研究によると「学びながら働く=by the job」が新たな成長軌道へと導くという。by the jobとは何だろうか?

大学生時代にどんな経験があれば社会で活躍できる?

 2021年より東京個別指導学院と神戸大学大学院は「大学生時代の経験」と「卒業後の仕事でのパフォーマンスの高さ」の因果関係に関する共同研究を続けています。大学生は、学術的研究や実験のほか、部活動、趣味、アルバイトなど、一生のうちでもさまざまな経験を得る時間がありますが、いったいどのような経験が社会に出たときに活躍するポイント=ハイパフォーマー因子につながるのか、という内容です。

 

 2021年度、神戸大学大学院 経営学研究科 服部泰宏准教授の研究室において、「活躍する社会人に共通する大学生時代の経験とは何か」を明らかにすべく、東京個別指導学院講師のアルムナイ(講師を経験した社会人)へのインタビューから仮説を設計し、現役講師600人超、一般大学生を含めた総計1700人規模を調査しました。

 

 2年目となる2022年度は、300人の現役講師の協力のもと、昨年度の研究を検証しながら「成長プロセスを見える化」するための作業に入っています。

 

 服部准教授は「学びながら働くby the jobが新たな成長軌道へと導く」といいます。

服部准教授より

 経営学研究における「学び」には、越境学習、経験学習、観察学習などのさまざまなバリエーションがあります。人の成長には、実体験による観察学習が大切といわれてきました。さらに、観察をベースに内省を加え、自言語化して持論を形成する、このような過程のある学びに高い価値があるようです。

 

 また、新たな気づきを得るには、立場の異なる他者と交わりながらの学びが重要です。大学生のうちに他者と交わりながらの学びをどれだけ体験できるかどうかが、その後の成長を方向づけると推測できます。東京個別指導学院には、大学生のアルバイト講師に対してこのような学びを複数、しかも多面的かつ連続的に提供できる環境があるといえます。

 

 働く場から離れた研修をoff the job、働く場で経験を通じて学ぶことをon the jobといいますがが、在学中に学びながら働く「by the jobもあります。学びの場に身を置きつつ、別な環境として働く場にも身を置くことです。

 

 若者を新たな成長軌道へと導く「by the job」に、これからは注目していただきたいと思います。

 

服部 泰宏 神戸大学大学院経営学研究科

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