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2019年07月01日

朝活で時間を有効に使う! 仕事に趣味に、人生を豊かにする習慣

誰にでも等しく与えられた時間をいかに有効活用するかによって、人生をより豊かなものにできます。そのために、「朝活(あさかつ)」をしてみるのはいかがでしょうか。ここでは朝活とはどのようなものなのか、なぜ朝活で時間を有効活用できるのかを説明します。

そして朝活をするための具体的な方法もご紹介します。すぐにでも取り組めることが多いので、参考にしていただければと思います。

朝活で時間を有効につかう! 朝活とは?

「朝活」とは、2008年頃から使用されるようになった造語ですが、朝の時間を使って勉強やスポーツ、趣味などを行い、自分の能力を高めようとすることです。

 

・1日1時間の朝活をすると20年で?

 

朝活で毎日1時間を確保すれば、週に7時間は学習やスポーツ、趣味にとスキルアップに費やすことができます。1年で365時間、20年間続けば約7,300時間にもなります。これだけの時間を何かにつぎ込めば、きっとビジネススキルの向上や生活の向上につながるでしょう。あるいは仕事ばかりではなく、趣味などにも費やすことで、人生をより豊かなものにできるのではないでしょうか。

 

なぜ朝に行う活動がおすすめなのかというと、朝日を浴びることで体内時計がリセットされ、体が活動状態になるからです。人の体は、目覚めてから14〜16時間が経過すると睡眠ホルモンが分泌されるようになります。ところが、朝の光を浴びて体内時計がリセットされると、この分泌が抑えられます。(※1)

 

つまり、朝に目覚めて日の光を浴びてからの時間こそが、もっとも活動に適した時間帯といえます。その時間を有効に利用しようというのが、朝活です。勉強やスポーツ以外にも、家事を効率よくこなしたり、あるいは趣味に没頭するのも朝活になります。

 

また、朝活をすることで、生活サイクルにリズムが生まれて、起床時には寝不足感や倦怠感を感じることも少なくなるでしょう。

ハードルを上げない、まずは1日だけ起きて1つ朝活にトライする

朝活が効率的にさまざまな活動を行うのに役立つことはわかるけれども、どうしても朝は苦手という人もいます。

 

朝活を続けることで体内リズムは次第に整ってきます。すると無理せずに行えるようになるものです。それでも朝はどうしても起きられないという人は気負わずに、まずは1日だけ早起きして朝の光を浴びてみましょう。

 

最初は散歩から始めても構いません。何か体を動かすことをしてみるとよいでしょう。もし朝活セミナーなどが開催されているようであれば、参加してみるのもよいかもしれません。

 

大事なことは、いつもよりも少し早く起きて、朝の光を浴びながら体を動かすということです。体内時計がリセットされるので、次第に苦労せず朝起きることができるようになります。そのうえで、自分の人生を豊かにするようなことは何か、考えてみましょう。

大学生・若手社会人におすすめの朝活

いつもより早く起きる習慣が身についてきたら、具体的な朝活を考えてみましょう。何度か早起きしてみたけれど、やはり起きるのがきついという人は、タイマーで朝のニュースが流れるようにしてみてはいかがでしょうか。ニュースを聞いているうちに、少しずつ覚醒して起きられるようになるでしょう。

 

まず朝活でおすすめなのが、経済新聞を読んだり経済ニュースを視聴したりすることです。若い社会人はもちろん、大学生にもおすすめです。

 

朝日を浴びて覚醒した脳に、すんなりと情報が入るようになります。しかも情報を記憶するだけではなく、そこから派生したさまざまな考えも浮かぶようになります。これは睡眠により記憶が整理され、朝は脳が前日の記憶をリセットした状態であるためです。そこに新しい情報を記憶として収納し、処理できるようになるからです。(※2)

 

経済新聞を継続して熟読すると、仕事や資産運用などに必要な知識が積み重ねられていきます。視野も広がりますし、ビジネスチャンスを掴む可能性も生まれるでしょう。

 

ほかにも読書や資格取得のための勉強はもちろん、普段は疲れて家事もはかどらないという人は、効率よく家事をこなすのもよいでしょう。あるいは趣味に没頭することによっても脳が活性化されて、その後の仕事もはかどるようになります。

 

もちろん人によっては、何度早起きをしてみても体が慣れないというケースがあるでしょう。そのような時は、勉強会や就活イベントなどの予約を入れてみるのはいかがでしょうか。事前に予定を入れておけば、適度に緊張感もあるので、早起きしやすくなるかもしれません。

 

スタートは早いほうがよいでしょう。毎日わずか1時間の朝活でも、継続すればかなりの時間になります。

 

毎日、早朝の1時間を勉強や趣味、あるいは家事などに活用することで、人生をより豊かなものとすることが可能です。体内時計をリセットして生活のリズムを整えることで、無理をせずに継続することができます。まずは明日の朝、早起きしてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

※1 医療ビジネス健全化協議会
https://ibiken.net/jouhou-hasshin/post-11800/

 

武田薬品工業のサイト
http://www.tainaidokei.jp/mechanism/3_3.html

 

※2 『脳を最高に活かせる人の朝時間』(河出文庫、茂木健一郎:著)より

 

<その他の参考資料>
「平成28年社会生活基本調査の結果」
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00200533&tstat=000001095335&cycle=0&tclass1=000001095377&tclass2=000001095393&tclass3=000001095394