01事務アシスタントスキルアップ研修
0から1を作り出す。これまで各教室に委ねていた事務アシスタントの一括集合研修企画をたちあげ、実施したプロジェクト。
東京個別指導学院の各教室のトップとしてマネジメント業務を担っている教室長。その教室長をサポートするのが「事務アシスタント」です。これまで会社になかった事務アシスタントの研修立ち上げから実施までのプロジェクトストーリーを紹介します。
2017年から始まったこの研修は、東京の事業部で始まり、神奈川・千葉・埼玉まで広がり、現在は、2017年に受講を開始した一期生は2年目に突入、2018年の2期生の研修も継続しています。
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副教室長
大場 菜美子
2007年入社 / 入社歴:12年
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リクルートメント推進部
臼井 裕美子
2011年入社 / 入社歴:8年
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副教室長
谷治 由佳里
2010年入社 / 入社歴:9年
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副教室長
山下 由加里
2008年入社 / 入社歴:11年
教室勤務の社員にもっと働きやすいと感じてほしい
東京個別指導学院の各教室には「教室長」と呼ばれる社員が1名配属されています。教室長は、担当する教室のトップとして、マネジメントを行なっていて生徒のケアや講師の育成だけでなく、保護者の方々への学習内容に対する提案、教室の運営などその業務は多岐にわたります。各教室、社員は一人体制となります。
各教室に勤務している事務アシスタントの方が、教室長をフォローできるようになったら、教室長のみなさんがもっと働きやすくなるのでは? じゃあそのために事務アシスタントがスキルアップできる何をしようか、というようなところから始まりました。
このプロジェクト開始以前は、事務アシスタント向けの研修が何もなく、皆さんのスキルを最大限に生かせていない現状がありました。そういった現状を第一事業部の部長がこのままではいけない、と考え、改善のため私たち各方面のメンバーがアサインしました。
まず、何より事務アシスタント自身が楽しく“やりがいを持って働ける環境を作る”ということを大切にしました。
事務アシスタントの中には、社会経験が豊富にある方も多く、パソコン、事務処理、コミュニケーションスキルなど、対応力の高い方たちの力をもっと各教室の中で生かせたらいいな、と考えていました。
社内で前例のない取り組みを手探りでスタートする
最初は研修の内容を決めようにも「何に困っているのか」がわからなかったので、事務アシスタントの皆さんに集まってもらってヒアリングの機会を設けました。
仕事の振り分けは教室長が行うので、何を研修して欲しいのかというのを教室長に挙げてもらいました。
双方のヒアリングを重ねるうちに「教室長の意識も変えないといけないな」と気づいたんです。
教室長と事務アシスタントがお互いもっと“理解し合あえる”といいな、と思いはじめるようになりました。仮に教室長が休んだ場合、事務アシスタントは、教室長がいない状態で丸一日働くことになるんです。
全体通して言えることかもしれないですが、研修を受ける“事務アシスタントの視点に立って考える”こと、実際に“事務アシスタントの方とともに働く教室長の視点に立って考えること”に気をつけていました。
受講生から喜びの声が届く達成感
どんな言葉がけや問いかけが効果的なのか、この時期にはどの項目をどう実施したらいいのかなど研修内容を考えるときは毎回悩みます。ですが、研修を終えて事務アシスタントが笑顔になる瞬間に立ち会うと、とても嬉しくなります。
人の成長や変化を糧に、自分自身の行動を変えてみたり、チャレンジしてみたり、そういったひとつひとつが自分たちの成長になっていると毎回実感しています。
研修の考案・実施は大変な時期もありましたが、教室長のサポートを始め、一緒に研修を創っている大場さん、山下さん、谷治さんと打ち合わせするたびに学ぶことが多く、悩みなども親身に乗っていただくことで、楽しく進めることができました。
2017年12月の研修で、事務アシスタント全員へ、サプライズで教室長からメッセージカードを渡すことにしました。教室長の皆さんが進んで書いてくださって、心のこもったメッセージに温かさを改めて感じました。また、受け取った事務アシスタントの皆さんも本当に嬉しそうに素敵な笑顔で、こちらまで嬉しくなりました。
研修後に事務アシスタントの方が「明日教室でやってみます」と笑顔で帰る姿や、教室長から「事務アシスタントの◯◯さん、研修後にこんなことをしてくれたよ、研修ありがとう」と声をかけてくれる瞬間、なんともいえない嬉しさと元気をもらいます。そして、それがそのまま私たちの成長にもつながっています。課題との向き合い方や考える視点など、毎回苦労しますが成長している実感もあります。人の成長と自分の成長に関われることが、醍醐味です!
これからに向けて
研修を実施するようになってから、研修を通して定期的に集まることで事務アシスタント同士でつながりができ、不安なことがあった時や困った時に「相談する相手ができた」という声をよく聞き、当初は考えていなかったような効果が出ていて、いい方向に向かっているんだなぁと感じています。 事務アシスタントの皆さんは明るい方ばかりで、研修中もポジティブな発想、発言が多く、私たちも元気をもらい、常に学びが多いです。笑顔の集まる明るい研修は私たちの方が楽しみにしているくらいなので、事務アシスタントの皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。 2017年から始まった一期生は2年目を迎え、さらに2018年の2期生の研修もスタートしました。それぞれ受講する事務アシスタントに合わせ、研修内容を変えていくなど、本当に大変な日々です。が、最初は東京エリアでスタートした研修が神奈川千葉埼玉まで広がっています。本社の方が研修を見に来てくださることもあり、事務アシスタントの活躍が多くの方に知ってもらえて本当に嬉しく思っています。