Initiatives for the SDGs持続可能な開発目標のために

大学2年生対象の本講座は、他者との対話を通して、自分自身のものの見方や選択の軸になるものを探し出し、【自分軸】として言語化していくプログラムです。今回は「感情」を切り口にします。感情が強く動いた過去の経験を洗い出し、自身の重要な価値観につながっていると思われるエピソードを深掘りし、個人ワークとグループワークによって多方面から言語化していきます。

受講生は、簡潔かつわかりやすく、そして自身にとって納得感のある表現で、他者にエピソードを伝えることに挑戦します。さらに、聴き手は問いで深め、フィードバックします。

「問いで深める」という対話においては、「次の質問が思い浮かばない」「相手の話に対してどう反応してよいかわからない」など、難しさを感じる場面も多くあります。ファシリテーターは、受講生にその難しさに向き合うように促します。受講生は「なぜ難しさを感じたのか」「どの点に難しさを感じたのか」を自分自身に問い、チャットや発話で仲間にシェアします。

ファシリテーターは、「対話は、話し手と聴き手の共同作業」「他者の言葉の中にヒントがある」「自分自身がうまくいったと感じることも、そうではないことも、ここではシェアすることで仲間に学びを与える素晴らしい材料」と笑顔で呼びかけました。