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2023年01月20日

講師向けアカデミー 総合プログラム 基礎講座Ⅱ 第2回

2023年1月、大学生講師向け人財育成施策「TKGパートナーズ・アカデミー 総合プログラム」において、「基礎講座Ⅱ-第2回」がオンラインで開催されました。

課題設定はビジョン実現に向けたプロセス

「TKGパートナーズ・アカデミー 総合プログラム」の対象は東京個別指導学院と関西個別指導学院で講師として働く大学2年生です。基礎講座Ⅱ 第2回では、ビジョン実現に向かうための「課題解決プロセス」を学びました。

 

まず、【自分軸とのつながりを踏まえながら「10年後のビジョン」をグループで共有します。さらに、事前課題(周りの人にビジョンを話して、感想を得る)を発表し、聴き手は感じたことを伝えます。グループでの対話を通して自分の現状を把握することで、ビジョン達成のための構成要素を考える下地をつくる作業です。

 

さらに、課題設定のフレームワークを行い「10年後のビジョン」を達成するための構成要素や、課題となり得る要素を抽出します。課題は「~する」「~を学ぶ」など行動の形で表現して書き出していきます。

自分の中にある「違和感」こそ扉をこじ開けるヒント

ファシリテーターは、正解を探さず、妥協なく自分の答えを探求する重要性を繰り返し伝えます。

「ワークの時間は有限なので、“今の時点ではこれ”と、いったんアウトプットすることは大切です。でも、無理に落としどころをつくり、このへんで手を打つかという妥協は絶対にダメ! 自分の中にある『違和感』にこそ扉をこじ開けるヒントがあるのです。事後課題では、仲間からもらった問いやアドバイス、フィードバックを武器にして、じっくりと自問自答を繰り返してくださいね」

 

これを受けて、ワーク中の受講生の中には、
「まだ、すっきりしない顔に見えるけど、どう?」
「この部分は、こういうふうにも考えられると思うけど、どう?」
などと仲間に問いかけ、相手のために問いを投げることで“妥協なき探求”を支援する姿も見られました。

 

講座内の発表では、受講生からこんな感想が挙がりました。 
「優先順位の決め方から、あなたにはこういう考え方や傾向があるかもね、というフィードバックをもらったことで、グループ全体の気づきにつながった」
「自分を肯定的に捉えなおす考え方を教えてもらえて、よりポジティブになれた」

 

次回の基礎講座Ⅱ第3回は、2月を予定しています。